夜の部は『義経千本桜』の半通し。絶品である片岡仁左衛門の「鮓屋」と、襲名公演ですばらしい成果を見せた松緑のひさびさの「四の切」である。 「木の実」から。なんども目にした仁左衛門の権太は、これまで以上にリアルな演じ方。小金吾へのいいがかりは、…
六月大歌舞伎の昼の部は『傾城反魂香』のめずらしい澤瀉屋の型での上演。 早々に花道から又平夫婦が登場し、師匠の将監と挨拶を交わすこと。先代猿之助もやらなかった、澤瀉屋につたわる古いやり方だそうだ。これにより弟弟子の修理之助が虎退治で手柄をたて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。